2008年夏 合格への軌跡  合格体験談 

 

4 都庁T類B、防衛省U種合格!

安全を守る仕事に就きたい。信頼できる講師や仲間に恵まれ合格! (N.Hさん)

 

公務員志望動機
私が公務員を志望した、最大の動機は国民の安全を守る仕事に就きたいというものです。そのきっかけは小学生の頃に、新宿駅青酸ガス事件に巻き込まれたことです。その時、自分の家族が非常に心配していたのですが、家族にそのような思いをさせたくないと思いました。それが「安全」というものに興味を持った最初です。その後、高校・大学となっていくうちに公務員が、人々の安全に役立つ事ができるということを知りました。これが私が、公務員を志望した動機です。

 

予備校選びのポイント
私が、予備校を選ぶとき基準にしたのは、講師と生徒の距離が近いかどうか、そして生徒同士の距離が近いかという二点です。前者では、やはり公務員試験という一生を決めるものですから、信頼できる講師についていきたいと思いましたし、疑問が出たら直ぐに相談できる環境が欲しいと思いました。後者については、自分にプレッシャーを掛け続けるためです。あまりにも生徒同士の距離が離れていると、互いに関心が無くなってしまうと考えました。互いの顔が見えていれば、勉強の進捗状況がそれとなく分かりますし、それは自分が勉強を怠けることを防止すると考えました。
その二つがそろったのが喜治塾でした。

 

勉強法・勉強スケジュール
教養
数的判断
数的判断は一番の苦手科目でした。なので、あまりたくさんの過去問や問題集には手を出しませんでした。塾の授業やそこで配られる基礎的な問題を他の勉強の合間にやる程度にとどめておきました。私の場合、数的判断が出来なさすぎたので、これに関わりすぎると他の勉強に支障が出ると判断しました。実際、直前期にはこの教科の勉強はしていません。ただ、LECから出ている畑中敦子氏のシリーズや塾長が出した数的判断の本は余裕がある人はやってみれば良いと思います。

資料解釈
基本的には、数的判断と取り組み方は変わりません。ただ、数的判断とは違って、センスやひらめきというものはあまり要求されません。やり方を覚えれば、本番でも時間を掛ければ正解にたどり着けます。数的判断が苦手な方にもお勧めの教科です。なので、私は数的判断以上に時間をかけて勉強しあました。具体的には、授業でやり方を習ったらその日のうちにもう一度授業で取り上げた問題を、先ず答えを見ながら解き直しました。次にまだその記憶の鮮やかなうちに答えをみないでやりました。そうすることで、やり方と慣れが身に付きました。

自然科学
これは、文系の方にとっては一番鬼門に思える科目かもしれませんが、意外と何とかなる科目です。レベルはセンター試験位と言えるでしょう。私の経験から言えば物理は文系の人にはきついと思います。しかし、化学・地学・生物は計算より記憶中心の勉強なので、やり方次第では対応できます。やり方は前述の数的判断・資料解釈と同じように授業即復習という形でやりました。また、生物に関しては自宅に放置してあった高校時代の教科書が役に立ちました。また、公務員試験の自然科学には、時事問題の側面があります。最新の発見や社会への応用といった課題も出題されることもあるので、試験当日の朝まで新聞の科学面は欠かさずに読んでいました。
人文科学:世界史・日本史(思想、文学・芸術も含む)
教養試験最大の山場はこれです。特に、世界史は教養試験の社会科学や専門試験の政治学・行政学や憲法の基盤となる科目です。正直に言って、歴史というものをどれだけ覚え、理解できるかが事務系の公務員試験の結果を左右するとも言えます。また、思想や文学、芸術も歴史の中で発達したものですので、歴史と同時に勉強するのが効果的です。もちろんの塾の授業でも十分ですが、私はさらに、知人と一緒に一週間に1〜2回問題の出し合いをしました。これは、世界史日本史ともに山川の教科書を購入して、範囲を指定して勉強してから、問題の出し合いをしていました。出し合いをすることで、お互いに競争心が生まれ一回毎の勉強にも身が入りました。また人から、指摘されることで自分の弱い所が認識できました。歴史科目は覚える量は膨大ですし中身も複雑です。なので、継続的に自分の力を客観的に見直す機会を作るのが良いかと思います。

社会科学・時事
社会科学は、専門試験で出題される法律科目や経済系の科目が少しレベルを落とした形で出題されます。なので、専門試験の勉強で対応できると思います。ただ、国Tや都庁では専門と被らない科目出されることもあるので、それが不安な人は実務教育出版から出されている「スーパー過去問ゼミ 社会科学」を見ておくのもやり方の一つだと思います。ただ、私の経験では、塾の専門の授業と大学で習った内容で十分対処できました。
時事は、直前期に塾で配布される「速攻の時事」を最低でも3回は読みました。それでも不安なところは、個別に読み直しました。読む時間は主に、電車の中や授業の合間を使いました。

文章理解
これには、日本語と英語があります。私の感想をいえば難しいものではありません。ただ、日本語の方は抽象的な文が多いので、普段から、少し固めの本を読んで慣れておくのが良いと思います。また日本語は年によっては、現代文だけでなく古文や漢文が出題されることがあるので、自分が受験する試験の過去問を確認しておくと良いでしょう。次に英語ですが、これは、日本語ほど抽象度は高くありません。大学受験レベルだと思います。読解問題が中心です。私は2月頃から、一年分の過去問の英文を毎日3回音読していました。私の主観ですが、英文の読解は過去問の音読でかなり、効果が上がりました。

教養論文
公務員試験、最大の壁と言っていいのがこの教養論文です。最近は国Tから市役所まで、これの比重が高まっています。これへの対策は、五十嵐先生の教養論文講座に参加して、とにかく書きました。書くことでしか、論文の技法は身に付きません。また、この科目は受験生がどれだけ世の中を見ているかを問うているので、新聞やニュースで話題になっていることを常に考えていることが必要と言えます。
専門
法律科目
法律科目は専門試験の中心とも言える教科です。ですので、勉強に掛ける時間も最も長いものになると思われます。全科目、復習の繰り返しが大事です。特に、憲法・民法・行政法は過去問集を3回回しました。3回も回すと、自ずと弱いところが見えてきます。そうしたら、その弱いところだけを、正解するまでやります。
最初は授業があるので、その日のうちに、配布された過去問をやります。当初はそれをやっていれば大丈夫ですが、法律科目はそれだけでは追いつきません。その後、問題集を買って自分で回しておくことが大事になります。過去問をやるに際しては、正解することよりも、答え合わせの方が重要になってきます。一つ一つの選択肢を丁寧に読んでいき、六法に載っている条文や判例と突き合わせる作業が必要です。それを繰り返すことで、記憶が定着します。また、法律の記述対策には、「書いて覚える」やり方で望みました。塾のテキストや基本書の重要な文章を抜き出して、別のノートに書き溜めておきます。書き写す作業で、記憶に定着しますし、それを読み返すことでより法律の表現になれることができました。
問題集は択一対策にはWセミナーのセレクションシリーズ(憲・民・行)を、論述対策には、辰巳法律研究所のえんしゅう本シリーズ(憲・民)を使いました。

経済・財政学
経済学は苦手科目でしたので、あまり手は広げていません。ただ、塾の授業でやる基本的なものをマスターすることを心がけました。基本的は、法律科目と同じく、授業即復習というパターンで行いました。とにかく、分からないところは何度でも講師に聞きに行って、理解するようにしました。
財政学・経済事情は経済学と違い、記憶科目です。塾で渡されるテキストを移動時間や授業の合間に読みました。この科目はとにかく、数字を覚えなければいけないので、細かく覚えるのではなく、大まかな数字でおぼえるように心がけました。また、財政学・経済事情は教養の時事問題とも被るので、テキストだけではなく速攻の時事も合わせて使いました。また、普段から新聞を読んでおくことも重要と言えます。

政治学・行政学
これも、やり方は法律科目と変わりません。問題集は既出の「スー過去」の政治学・行政学をやりました。この教科は世界史と表裏をなしているので、世界史と平行しながら勉強すると効果的だと思います。

勉強スケジュール
7月〜10月 教養も含めて、万遍なく勉強する。論述ノート(行政法を作り始める)
11月〜12月 教科の絞込み。教養の勉強時間を減らして、専門の勉強を増やす。法律の過去問集スタート。
1月〜2月 勉強を法律中心にして、経済の量を減らす。
3月〜5月        同上(4月から、論述対策を開始)
5月?????? 政治学・行政学の勉強スタート。

 

モチベーションの維持
公務員試験はかなり長い戦いです。その中でモチベーションを失わないためには、途中で休憩を入れることと何で自分が公務員になりたかったのかを思い出す必要があります。これは人それぞれですが、私は細かく休みを入れると集中力が途絶えてしまうので、長い期間勉強して、大きな休みを取るという方法を取りました。例えば、年末年始には一気に3日間勉強しない日を作りました。また、何で公務員になりたかったのかを忘れないようにするということでは、私が就きたい分野で勤務したことのある、元公務員が書いた本を読んで、モチベーションを維持しました。

今の気持ち&後輩へのメッセージ

今の気持ちはただただほっとしています。あとは、講師をはじめ、支えてくれた周りの方々に感謝です。これから公務員試験を目指す人にはがんばってくださいとしか、私には言えません。ただ、月並みですが、やはり公務員試験はやればやっただけ成果が出るものです。あと、合格した時の喜びはひとしおです。
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